こんな抜け毛は危険!?見分ける3つのポイントとは?
「シャンプー中の抜け毛が、以前より多くなったような気がする。」
「どうして抜け毛が増えたのか、人と比べて抜け毛が多いのかよくわからない。」
そんな不安をお持ちの方に、「気をつけるべき抜け毛」の見分け方を正しくレクチャーします。
目次
抜け毛にも種類がある?
健康な人の髪の毛は、2年~6年の成長期を過ぎると退行期・休止期に入り、次第に抜けていきます。
これは「自然脱毛」と呼ばれ、誰にでも普通に起こる現象です。
しかし、シャンプーや整髪料のアレルギー、ストレス・生活習慣の乱れ、頭皮の乾燥、頭皮の皮脂過剰、疾患(AGA、FAGA)などが原因で頭皮の状態が悪化すると、髪の毛の成長期が短くなり、多くが育ちきらないうちに抜けてしまうように。
これを総称して「異常脱毛」といいます。
抜け毛の原因
男性の脱毛症として最も多く、特徴的なものがAGA(男性型脱毛症)です。
AGAは加齢によって起こるだけではなく、20代など若い年代で発症することもあります。
メカニズム的な原因を述べますと、男性ホルモンのテストステロンが酵素によって変異し、ジヒドロテストステロンと呼ばれる悪玉男性ホルモンになってしまうことです。
このジヒドロテストステロンが毛根を攻撃するのです。
では、なぜその「酵素」が出るようになるのか?それは以下のような原因があります。
加齢
男性更年期で男性ホルモンの分泌量が下がり、その結果ジヒドロテストステロンが発生することも原因の一つと考えられています。
遺伝
祖父・父親がハゲだと子どももハゲる…そんな印象をみなさんお持ちだと思いますが、その通り、遺伝は薄毛に大きく影響しています。
睡眠
髪が成長するのに、成長ホルモンはとても重要です。
慢性的に睡眠不足の方は髪だけでなく皮膚・臓器の細胞の生まれ変わりにまで大きな悪影響を与えています。
また、良質な男性ホルモン分泌に睡眠は大切な要素です。
食事
日本の薄毛人口の増加には、食の欧米化が関わっていると推測されています。
高脂肪な食事は血行を悪くし、髪の栄養が届きにくくなります。
また、脱毛症とBMIの相関性が報告されていますので、低脂肪で栄養バランスのいい食事が大切であると言えます。
ストレス
ストレスは活性酸素を発生させることはご存知でしょうか?
さまざまな老化現象を加速させる活性酸素はもちろん毛根にも悪影響です。
また、ストレスでジヒドロテストステロン生成が増加するとも言われています。
紫外線
忘れられがちですが、紫外線も頭皮に悪影響です。
髪で覆われているからと安心してはいけません。
頭皮は体の中で最も太陽に近く、常に紫外線を浴びています。
このような多くの原因が絡み合って、男性型脱毛症を引き起こしています。
ポイントは男性ホルモン変異と頭皮環境。あなたにも心当たりはありませんか?
「異常な抜け毛」はどう見分ける?
「異常脱毛」が起こっているかどうかは、抜け毛を見ればわかります!まずはじっくり観察してみましょう。
チェックポイント1…毛根の色・形
抜けた毛の根本、「毛根」の部分はどうなっていますか?
自然脱毛の髪の毛は、毛根が黒→根本へと次第に白くなっており、マッチ棒のように丸くふくらんでいます。
しかし、色が全体的に白い(触るとベタベタする)、色が全体的に黒い、形が尖っている、形にくびれがない、先からしっぽのようなものが出ているというような毛髪は、何らかのトラブルが原因で抜けている可能性があります。
チェックポイント2…抜け毛の太さ・長さ
自然脱毛の抜け毛には、ある程度の太さがあります。
いっぽう、抜けた毛が細く弱々しい、短いというような場合は、成長せずに途中で抜けてしまっているサインです。
チェックポイント3…抜け毛の本数
1日に抜けても良い髪の本数は、大体100本程度。1日の抜け毛が200本を超えていると、“薄毛”の危険性があります。
他にも、ご自分の体感で、排水溝に溜まる毛が増えた、枕にたくさん髪の毛がついている、気がついたらいつも床に髪の毛が落ちているなどに思い当たるようなら、抜け毛対策を考えたほうがいいでしょう。
終わりに
抜けた毛の毛根の色や形、太さ、そして本数をチェックすれば、今の抜け毛が深刻な抜け毛に繋がる可能性があるかどうかがわかります。
また、例えば今のシャンプーは、自分の頭皮に合わない成分が入っている、洗浄成分などが強すぎて、頭皮環境を悪くしている可能性なども考えられます。
地肌を洗うアミノ酸系の洗浄成分と、頭皮の状態を整える成分が入った薬用のシャンプーで、健康な頭皮を保つことを心がけましょう。